【ゲームレビュー】 ファイナルファンタジー10-2 HD リマスター【FFX-2】

ゲームレビュー
みにいち
みにいち

みなさんこんにちはみにいちです

今回は

ファイナルファンタジー10-2 HD リマスター

をゲーム概要からポイントを押さえてレビューしていきます。

このゲームが気になっている方は是非最後までご覧ください。

製品としては10と10-2がセットになっていますが、この記事では10-2のみのレビューとなっています。

トロコンレビューもしていますので是非合わせてご覧ください。

ゲーム紹介

まずは簡単にゲームの紹介です。

タイトルFINAL FANTASY X/X-2 HD Remaster
メーカー販売:スクウェア・エニックス
対応ハードPS Vita / PS3 / PS4 / Nintendo Switch / Xbox One / Steam
発売日2013年12月26日
価格通常版 7,140円
ジャンルRPG

2002年1月31日に発売したファイナルファンタジー10 インターナショナルと2004年2月19日に発売したファイナルファンタジー10-2 インターナショナル+ラストミッションがセットとなった製品です。

どちらもトロコンまですると200時間ほど楽しめるのでかなりお得な製品となっています。

ストーリーは前作、FF10の続編で、2年後の話になります。

シンを倒し平和になった世の中で、ユウナは平和に暮らしていましたが、リュックが見つけた映像スフィアにティーダらしき人物が移っており、それがきっかけでユウナはリュック達と共に真相を探るため、スフィアを探すスフィアハンターとなり、再び世界を巡る旅にでることになります。

評価

本サイトでは以下の観点でレビューを行っていきます。

  • ゲームシステム・アクション
  • ハマり度
  • やりこみ度
  • ストーリー・世界観
  • 総合評価

評価点は項目ごとに1~10点の10段階で付けていき、総合評価として10点満点で評価します。
総合評価を合計得点としなかったのはやりこみ要素など各項目で点数が低くならざるを得ないものもあるためです。

そして、ファイナルファンタジー10-2 HD リマスターの評価は以下となります!

評価ポイント点数
ゲームシステム・アクション7 / 10点
ハマり度7 / 10点
やりこみ度10 / 10点
ストーリー・世界観4 / 10点
総合評価7 / 10点

プレイ時間は

ストーリークリアまで50時間

トロコンまで90時間

って感じでした。

レビュー

ゲームシステム・アクション

ストーリーの進め方について本作は従来のFFとはかなり異なるシステムとなっており、最初から飛空艇ですべての島や街に行くことができます。

好きな場所を選択し、メインストーリーとサブストーリーを進めていきます。

ただ、最初から全てのストーリーとサブストーリーができるわけではなく、ストーリーレベルという要素があり、レベルに対応したメインストーリーとサブストーリーのみできるようになっています。

ストーリーレベルは5まであり、メインストーリーを進めながら、サブクエストもこなしていくという感じになります。

一定のメインストーリーを進めるとストーリーレベルが上がっていきます。

また、ストーリーコンプリート率という要素があり、ムービーなどでボイスチャットを聞くと少しずつ%が上がっていきます。

100%にすると特別なエンディングが見れるため、1つの目指すポイントとなります。

ただし、コンプリート率を上げるためのボイスチャット発生条件が難しいものもあり、普通にプレイしているだけだと、100%はかなり困難なレベルになります。

そのため、周回前提となっており、強さを引き継いでニューゲームができるようになっています。

レベルと特定のスフィア以外は大体引き継げるので、無理に1週目に100%を目指そうとせず、1週目は楽しみながら進めるのが良いと思います。

FFとしてはかなり珍しいタイプのシステムとなっており、メインストーリーだけ進めると10時間以内で終わるんじゃないかと思うくらいボリュームが少ないですが、サブストーリー含めるとそこそこのボリュームとなるのでボリューム不足とは感じない作りになっています。

個人的にはストーリーレベルが上がるとできなくなる期間限定のサブストーリーが多く、次の週までやり直しできないのがマイナスポイントに感じました。

みにいち
みにいち

話の都合上、仕方ないんですが、期限付きのイベントが多すぎるんですよね…

ただ、10と違い、ムービーがスキップできるようになったので周回プレイがしやすいのは良いポイントですね。

次にバトルシステムですが、お馴染みのATB(アクティブタイムバトル)になっております。

ほぼ従来のATBと同じシステムですが、若干異なるのがチェーンという連続攻撃の仕組みが追加されており、攻撃タイミングを合わせ連続で攻撃していくとダメージが増加していきます。

ただ、チェーンを使わずとも敵は倒せるため、特段意識してチェーンを繋ぐことはなくおまけのような要素です。
※チェーンを99繋ぐというトロフィーがあるため、ホントにその時だけ意識する感じです

また、FF10-2独自のシステムでドレスフィアというジョブのようなシステムも採用されております。

ドレスフィアは剣士、白/黒魔法使い、シーフ、ダークナイトなど15種類以上存在し、それぞれ特有のアビリティを備えており、幅広い戦闘方法を楽しめます。

また、ドレスを装備するためにリザルトプレートというシステムもあり、事前にリザルトプレートに複数セットしたドレスを装備し、バトル中にもドレスを変更できるというシステムになっています。

ATBというのもあり、慣れるまではあまりドレスチェンジをせずの戦いとなりますが、ドレスチェンジによりパラメータアップの効果などもあるため、ボス戦ではうまく活用することで攻略の幅がかなり広がり楽しいです。

使用キャラについては初期はユウナ、リュック、パインの3人ですが、本作ではクリーチャークリエイトというモンスターを捕まえて仲間にできるシステムが加わっています。
※オリジナル版にはなく、インターナショナル版で追加された要素になります

とても面白い追加要素なんですが、クリーチャーが強すぎてバランスブレイカーとなっています。

自分は一週目からクリーチャーを使って無双していましたが、純粋に楽しみたい人は一週目はユリパの3人のみでクリアすると緊張感も味わえてよいと思います。

みにいち
みにいち

個人的にはこのクリーチャークリエイトの要素がとても楽しく感じました。

強いクリーチャーは決まっているので強さだけを目指すなら皆同じクリーチャーになるんですが、ユリパにはない育成要素があり、アイテムやアクセサリを与えるとステータスやアビリティが増えていきどんどん強くなっていくのが爽快です。

最後にラストミッションについてです。

本編とはデータ共有がされず、全く異なるゲームのラストミッションが本作には付いています。

不思議なダンジョンをやっている方は分かると思いますが、同じ感じのローグライクゲームです。

FF10-2本編の2か月後の話で、ユウナ、リュック、パインが再び集合し、ヤドノギの塔という80階ある塔を上り進めていく内容です。

本編にベベルの塔100階という内容があったため、被らせないために本編の追加要素としてではなく、別ゲーとして出したのかなと思いますが、追加要素としてはなんでこれにしたのかホント謎でした。

この手のゲームシステムに慣れてない人はとっつきにくいですが、だんだん慣れていくしそこそこ楽しめるのでやって損はないです。

みにいち
みにいち

自分はこの手のローグライクゲームをやったことがないので初見でしたが、面白いと感じました。

ただ、難易度としてはそんなに高くはなくないんですが、5階進むごとに次の階へたどり着くための条件が初見ではわからず、攻略サイトを見ないと無理なんじゃないかという理不尽があります。

自分はバリバリ攻略サイトを見ながらやったので苦には感じませんでしたが。

後、所持できるアイテムが少なすぎて、すぐに溢れるため、そこにもどかしさを感じたのはマイナスポイントでした。(他のローグライクもこんな厳しい感じなのかと気になります)

トロフィーにも含まれているため、トロコン目指す人はやる必要がありますが、ゲームシステム的に興味ない人はやらなくてもいいかもって感じです。

一応ユリパのその後の話もあるのでストーリー気になる人はやればいいと思います。

良いところも多いんですが、気になるところもそこそこあるため7点としました。

ハマり度

ストーリーを早く進めたいというハマりはないんですが、クリーチャーの育成はどんどん強くなっていく楽しみがあり、作業ゲーではあるもののハマりました。

飽きもそんなに来ず、良いバランスだったため、7点としました。

やりこみ度

このゲームはやりこみ要素が結構多いです。

・ストーリーコンプリート率100%
・ブリッツボール
・スフィアブレイク
・100階あるダンジョンの裏ボスクリア
・ガンシューティングや発掘などの様々なミニゲーム
・クリーチャー集め
・ラストミッション攻略
・魔物コロシアム

上記のように様々な要素があり、すべてを満足にやり切ると100時間では足りないくらい時間がかかります。

9点にするか迷いましたが、トロコンしてもまだやりこみ要素があるということで満点としました。

ストーリー・世界観

ストーリーと世界観はFF10-2の最大の問題点です。

これのせいで、受け入れられない人からは駄作扱いされています。

ほぼ誰しもが思ったであろう、10との世界観の違い。

前作はシリアスや感動が強い作品でしたが、平和になったその後の話ということもあり、全体的に軽いノリが多かったり、ユウナがキャラ変わりすぎてたり、どうしてこうなった感が強いです。

単体で見たら悪くないのかもしれませんが、FF10の続編に求めているものとのギャップがありすぎたため、どうしてもマイナス評価となってしまいます。

FF10のその後を見れて面白い部分もたくさんあるんですが、やはり蛇足と感じてしまうため、4点にしました。

総合評価

というわけで総合評価は10点満点中の7点でした!

FF10は出た当時にやっていたんですが、FF10-2は初めてのプレイでした。

というのも当時あまりにも評判が悪かったので、やる気が起こらなかったんですが、今回初プレイした感想としては、非常に楽しめたのでやってよかったと感じました!

ストーリーや世界観は置いておき、それ以外ではやりこみ要素も多く、ラストミッションも楽しめたので個人的には中々好きなゲームでした。

他人の評価を真に受けすぎて、手を出せていないゲームが多々ありますが、実際にやってみると意外と楽しめることもあるので、やっぱりやってみることは大事だなと感じました。

FF10-2のその後の話もあり、FF10-3が出るとしたら再びシリアス路線になるんじゃないかと期待されているため、続報が来ることを待ち続けます。

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